アランの幸福論に面白い文章がありました。
《予言。言葉を聞く前は、信じないことはたやすいが、聞いてしまえば信じないことはやがて難しくなる。》
ちょっと文章変えていますが、このような内容。
どういうことかというと、占いを「信じないぜー!」というスタンスをとっていても、いざ占いにいって不吉なこといわれたらちょっと気に留めてしまうということ。
ましてや別々の二人の占い師に全く同じ不吉なこといわれたら気になってしまうということ。
これは実際にそのような経験もあり、胸に刺さりました。
占いは信じないスタンスなのですが、以前仕事で絡んだ占い師さん2人に
「2017年にやる仕事は一生ものになるよ、あと2018年に知り合った女性があなたを騙そうとするから気をつけて」
といわれたことがあります。
占いは信じないスタンスでも同じようなことをいわれたらどうにも気になってしまいます。
2017年のことに関してはいいことなので、精力的に頑張ろうと思てたのですが、同時にまだ出会ってもない2018年に私を騙そうとしてくる空想上の女に対していまから警戒心を持っています。
いや、まだ出会ったてもいないから誰やねん…って話なんですけど。
アランは想像力は、人の恐怖心を塩梅するともいっていて、この空想上の女は完全にユニコーンのような「想像上の生き物」なのですが、なにか身構えてしまっている自分がいます。。
想像力は良しにも悪しにも働くということですね。
アランの格言はその後こう書いてあります。
《将来のことなど考えないで、自分の足もとだけを見ている方が好きだ。》
…いらん想像力に振り回されてないで、いまやることをやれってことですね。
アランの幸福論はいろんなところから新訳が出ていますが、角川ソフィアが読みやすいですよ。
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