9日に哲学サロンにて【フェティシズムについて語る会】を開催しました。
白紙の紙に「フェティシズム」を書き、それをくじ引きのように引き
読み上げたものに関してみんなで語るという言語ゲーム。
「これは僕ではないんですが…」という前置きをしてみんな語ったりするので、
まるで人狼ゲームのようなスリルがありました!
(みんな少し半笑いだったり、やたらポーカーフェイスだったりするので本当に誰が狼かわからない)
こんなフェチズム(性的倒錯)シチュエーションがでましたよ、という例を少しご紹介。
【フェチ】・モラハラを受けている主婦が、娘と一緒にお風呂に入っているシチュエーションにおいて
娘「お父さん、お母さんにひどいよね」
主婦「お父さんも、きっといろいろ大変なのよ」
と喋っているシーンを想像するとドキドキする。
【みんなで語った結果】
■これは、「家族」に関して特定の憧れている形をもっているのではないか?
■サディズム的(モラハラにより屈辱感を与える)ではなく、ナルシシズム的(自分の弱さを理解されたい)な発想から思いついたシチュエーションでは?
などなど。
【フェチ】・カルト宗教の乱交を描いた「教団X」をアイドルが読んでいる(ブログで紹介していたりする)とドキドキする。
【みんなで語った結果】
■「教団X」とは、なんのメタファーなのか?
・大衆文芸というミーハーさの象徴なのか?
・難書という位置付けなのか?
■なぜエロ本やフランス書院(官能小説)ではなく「教団X」である必要があるのか。そこにどんな意味が隠されているのか。
■アイドルとは何歳の少女を仮定しているのか?(性的なことをよくわかっていない12歳なのか、リビドーを押し殺している21歳なのか。)
などなど。
この会では「フェティシズムとはなにか?」ではなく「このフェティシズム」の奥にある「隠された意味」についてみんなで考え、自由に話し合いました。
私が書いたフェチズムに関してもみんなで意見を交わしてくださり発見がありました。
なんかちょっとフロイトっぽくもありますね。
フェチズム会は第二回もやりたいと思います!
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